川崎型森を育む健康な家 - みやぎ版住宅・川崎町型








川崎型森を育む健康な家川崎の森を育む家づくりねっととは?




















川崎の森を育む家づくりねっととは?



(旧NPO法人 川崎町の資源をいかす会「森を育む家づくりグループ」)プロフィール


<経緯>

任意団体川崎町の資源をいかす会の活動の中で、斉藤勝彦森林組合長から人工林の現状と、その改善への取り組みの提起があり、川崎町公民館大針分館を町有林の生産間伐材にて建設する際に森林組合・建設職組合・製材業・設計者にて協働しながら事業を進めた経験をもとに、地元の無垢の木をたくさん使う木造建築を通じた人工林の育林の可能性が提案され、


(1) 地元の無垢の木をたくさん使う家づくりを可能にする産直流通を構築し、家づくりを通じて、山からたくさん木を切り出す。

(2) 現在の木材市況では、単にたくさんの木を切り出しても山の手入れに廻る資金は生み出されないので、何らかの支援金を拠出して育林資金とする仕組みをつくり、育林に寄与する家づくりをする。

(3) 川崎町(地域)の建設職人達によるネットワークをいかした生産体制を作り、自然素材を上手に使う伝統的な建築職人技術を継承できる仕組みをつくり、消費者に命あふれる健康な家を提供する。

という、3つの戦略目標をもつ「家づくりの地域ネットワーク」の構築をめざす四者が「川崎町の資源をいかす会・川崎町の木で健康な家づくりグループ」を「100年ビジョンかわさき」のネットワークのひとつとして結成した。

幾つかの試行的なプロジェクトを経た後に、最初のモデル住宅が宮城県のプロジェクトである「みやぎ版住宅」認定第一号住宅として、2005年3月に完成した。この一号モデル住宅の設計・施工中に3つの戦略目標を達成する住宅づくりの為の幾つかの実験的な試みがおこなわれた。その後、支援金の仕組みも整い、2006年8月には2号モデル住宅が完成し、6号住宅までが着工した時点で、川崎町の資源をいかす会のNPO法人化にあわせ、係った多くの建築関連業者や、消費者が合流して組織の再構築がなされ、名称を「森を育む家づくりグループ」に変更した。


<会則>(抜粋)

I. 森を育む家づくりグループの目的

(1) より良い自然環境・恵まれた森林資源を次世代に伝えること。家づくりに関係の深い人工林についていえば、優れた建築用材を生み出す樹木を育みつつ、生態的に優れ、水源涵養機能の高い豊かな森林を次世代へ伝えること。

(2) 住む人にとって、命あふれる健康な、質の高い、且つ割安な家をつくることへの支援。

(3) 自然素材を活用する建築技術を伝え、職人を育てることへの支援。
グループに参加する職能技術者等がつくる上記の目的にかなう家を「川崎型森を育む健康な家」と称する。

II. 「川崎型森を育む健康な家」の定義

(1) 可能な限り川崎町産の木材を使った産直型の家であること。
(目安・・・室内床面積1坪あたり1立米以上の町産材を使用)

(2) 消費者の個別の要望に応えつつも、可能な限り無垢材と自然素材を使った命あふれる健康な家であること。

(3) 可能な限り川崎町の伝統的建築職能技術者によってつくられる家であること。

III. 目的達成のための仕組み

(1) 森を育む健康な家と認められる家づくりに際しては、林業者・製材業者が協力して、請負者に特別協定価格にて木材を供給する。
一方、請負者と施主とが請負額のおよそ0.5%ずつ、計1%を「未来の森づくり基金」と称する育林基金として拠出し、次世代に健全な森を伝えるNPO法人の育林活動を支援する。

(2) 森を育む家づくりグループに参加する各職能技術者はそれぞれがコスト削減の努力をし、透明度の高い内訳書を作成し、且つ自然素材を多用した質の高い住宅を提供するよう努力する。

(3) 各職種の後継者は、会の活動を担い、先輩の教えを乞い、各種の研鑚に励み、先輩はこれを助ける。

IV. グループ会員資格

(1) NPO法人川崎町の資源をいかす会正会員で、森を育む健康な家づくりに関与する林業関連業者、建築関連業者、消費者、その他グループの目的に賛同する者により構成される。(2007年5月現在 15名)


<現在>
2008年4月。NPO法人川崎町の資源を生かす会より独立。任意団体川崎の森を育む家づくりグループとして活動を始める。
2009年5月。NPO法人川崎の森を育む家づくりねっと設立。





















関連リンク



川崎の森を育む家づくりねっとホームページ